潰瘍の検査方法
概要
潰瘍は胃、食道(口と胃をつなぐ管)または十二指腸(小腸の上部)にできる潰瘍を指します。胃潰瘍は主にヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)という細菌が原因とされていますが、薬剤、アレルギー、飲酒、喫煙、ストレス、その他の疾患でも発生します。
検査の手順
- 医師の診察を受ける
まずは医師に現在の症状や不安、既往歴を伝え、身体検査を受けましょう。家族歴やアレルギー、服用中の薬についても質問されます。
- 上部消化管造影(上部GI)
バリウム液を飲んでX線撮影し、食道・胃・十二指腸に潰瘍があるか確認します。バリウムフォロースルーやバリウム嚥下とも呼ばれます。
- 内視鏡検査
細いカメラ付きチューブ(内視鏡)を喉から胃・十二指腸まで挿入し、画像で潰瘍の有無を確認します。軽い鎮静と喉スプレーで不快感を抑えます。
- 組織検査(生検)
内視鏡で胃粘膜の小さな組織を採取し、ヘリコバクター・ピロリや他の疾患の有無を検査します。
- 血液検査(ELISA)
血中のヘリコバクター・ピロリ抗体を測定する酵素免疫測定法(ELISA)でスクリーニングします。
- 胃酸分泌検査(必要な場合)
潰瘍が診断された場合、胃酸過剰が原因かどうかを調べるために、1時間にわたり15分間隔で胃内容液を採取し、酸度を測定します。
