前立腺の問題とその対策
前立腺は男性の生殖器官で、くるみ大のサイズです。精液の一部となる弱アルカリ性の液体を分泌し、精子を運びます。加齢や炎症、感染、肥大により排尿障害が起こりやすく、前立腺がんは他の臓器へ転移するリスクがあります。
前立腺炎(プロスタティス)
前立腺炎は細菌感染や炎症による痛みを伴う状態です。症状は患者ごとに異なり、寒気、発熱、腰部・会陰部の痛み、頻尿・切迫感、排尿時の灼熱感、全身の倦怠感などがあります。細菌性の場合は抗菌薬で治療し、非細菌性の場合は食事療法や温浴などの対処が行われます。
良性前立腺肥大(BPH)
加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫します。その結果、膀胱壁が肥厚・刺激され、頻尿や尿の切れが悪くなるなどの症状が現れます。症状は人により異なりますが、尿流の弱さ・途切れ、切迫感、残尿感、漏れなどがあります。治療は薬物療法、低侵襲治療、外科手術が選択されます。
前立腺がん
前立腺がんは前立腺細胞が制御不能に増殖する疾患で、死亡率が高く、罹患率も高いです。血尿・血精、排尿時の痛み・切迫感・頻尿、尿流の弱さ・途切れ、勃起障害、腰部・股関節・大腿部の痛みやこわばりが主な症状です。放置するとリンパや血流を介して他臓器へ転移します。治療法は手術、放射線療法、ホルモン療法、化学療法などがあります。
