尿中の沈殿物の原因は?
尿中に見られる沈殿物は、少量であれば正常ですが、量が多い場合は膀胱結石や尿路感染、糖尿病、肝疾患などのサインであることがあります。自身やペットの尿に沈殿物が頻繁に見られる場合は、医師や獣医師に相談し検査を受けましょう。
膀胱結石
- 高齢男性の前立腺肥大や、女性の膀胱筋力低下、神経障害、膀胱憩室などが尿の排出を妨げ、膀胱内に結晶が蓄積しやすくなります。
- 腎臓結石が尿管を通って膀胱に移動することでも結石が形成され、沈殿物として現れます。
- 骨盤部への放射線治療やカテーテル、避妊具などのデバイスが膀胱に接触すると、炎症とともにミネラル結晶ができやすくなります。
- 血尿も膀胱結石の重要なサインです。
糖尿病
- 血糖値が高い糖尿病患者は、尿中に余分なブドウ糖が排泄されます。
- また、脂肪分解時に生じるケトン体が血液を経て尿中に現れます。健康な人や糖尿病でない人の尿にケトン体は通常見られません。
肝疾患
- 肝臓で生成されるビリルビンは、犬や人の正常な尿中にも微量含まれますが、猫の尿や大量に検出される場合は、肝機能障害、胆管閉塞、溶血などが疑われます。
- ビリルビンが増えると黄疸を伴うことがあり、早期の治療が必要です。
これらの原因が疑われる場合は、早めに専門医の診断を受け、適切な治療や生活習慣の改善を行うことが重要です。
