尿逆流(膀胱尿管逆流)とは?

膀胱尿管逆流(尿逆流)は、膀胱から腎臓へ尿が逆流する状態で、主に乳幼児に見られます。腎臓への長期的なダメージを防ぐため、早期診断が重要です。ボストン小児病院によると、5歳未満の子ども、特に男児が尿路感染症を起こすと尿逆流のリスクが高まります。

定義

尿は腎臓から尿管を通って膀胱へ一方向に流れるべきですが、膀胱尿管逆流では膀胱から尿管へ逆流します。多くは尿管と膀胱の接続部にある弁が正常に機能しないことが原因です。

診断

膀胱尿管逆流は、膀胱・腎臓・尿管の画像と機能を評価する検査で診断します。主な検査には、排泄性膀胱尿道造影(VCUG)、核医学スキャン、超音波検査があります。

予後

逆流の程度はⅠ〜Ⅴの5段階で評価されます。Ⅰ〜Ⅲ度は自然に改善することが多く、特別な治療を要しない場合があります。Ⅳ・Ⅴ度は腎機能への影響が大きく、外科的治療が必要になることが多いです。

薬物療法

診断された子どもには、予防的に抗生物質を投与することが一般的です。これにより尿路感染症を防ぎ、腎臓へのダメージを軽減します。

外科的治療

開腹手術では下腹部に切開を入れ、逆流の原因となる弁を修復します。内視鏡手術では、尿道からスコープを膀胱に挿入し、弁を強化する材料を留置します。

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