カンジダ酵母のライフサイクル
Candida albicans(カンジダ酵母)は、通常は人間の常在菌叢の一部ですが、皮膚、口腔、膣などに感染することがあります。環境条件に応じて酵母型と菌糸型の二形性を示す特徴があります。
有性生殖
Candidaは有性生殖に必要な遺伝子の多くを持っていると考えられています。実験室では交配が誘導できる報告がありますが、自然環境での有性生殖が重要な役割を果たすかどうかはまだ明らかではありません。
無性生殖
主な増殖様式は酵母細胞の出芽です。母細胞から娘細胞が芽出し、放出されて再び出芽サイクルを繰り返します。
偽菌糸の形成
Candidaは酵母型から偽菌糸と呼ばれる細長い細胞が連結した形態へと切り替えることができます。偽菌糸は端と端がつながった長い酵母細胞のように見えます。
真菌糸の形成
偽菌糸や酵母型が主流ですが、Candidaは隔壁と平行壁を持つ真菌糸も形成します。これらは細胞接合部に狭窄があるだけの伸長した酵母細胞です。
クラムジスポア
一部のCandida種は、偽菌糸の間に形成される、厚壁で丸い休眠細胞「クラムジスポア」を作ります。過酷な環境下での生存に適応しており、条件が改善すると発芽します。
