治療しない尿路感染症(UTI)の危険性と予防法
毎年数百万人が尿路感染症(UTI)と診断され、NIHによると体内で2番目に多い感染症です。UTIは膀胱や尿道に炎症を起こし、放置すると腎臓へ広がり、生命に関わる重篤な状態になることがあります。本記事ではUTIの原因、症状、診断方法、未治療時の合併症、そして予防策を解説します。
尿路感染症とは
尿路は腎臓、膀胱、尿道から構成され、尿の生成・貯蔵・排泄を担います。UTIはこのどこでも起こり得ますが、最も一般的なのは膀胱と尿道です。主な原因は体内に常在する腸内細菌や肛門・膣周辺の皮膚常在菌で、これらが尿道を通って膀胱に侵入します。
主な症状
頻尿、尿意が強くなる(膀胱に少量の尿しか残っていなくても)
排尿時の灼熱感
尿が濁る、血が混じる
腎盂腎炎に進行すると、腰の痛み、悪心・嘔吐、高熱、悪寒などが現れます。
診断方法
初期段階では尿試験紙や尿の顕微鏡検査で簡易的に診断します。症状が進行し腎臓まで感染が疑われる場合は、X線、超音波、CTスキャンなどの画像診断が行われます。
治療しない場合の合併症
UTIを放置すると急性または慢性の腎盂腎炎を引き起こし、永久的な腎障害に至ることがあります。腎機能が低下すると腎不全に進行し、血液中に有害物質が蓄積します。特に幼児や高齢者は症状が見過ごされやすく、腎障害のリスクが高くなります。
予防策
1日6〜8杯の水を飲み、細菌を体外へ排出する。
クランベリージュースやビタミンCを摂取し、尿の酸性度を高めて細菌の増殖を抑える。
性行為後はすぐに排尿し、尿道に入った細菌を洗い流す。
綿素材の下着やゆったりした服装で、局所を乾燥させ細菌繁殖を防止する。
