高カリウム血症の症状と分類
高カリウム血症は血液中のカリウム濃度が上昇した状態で、神経や筋肉、特に心筋の正常な働きに欠かせません。軽度は入院患者の約8%に見られ、ほとんど症状がありませんが、重度になると致命的な不整脈や心停止を引き起こす緊急事態です。
定義
血中カリウム濃度は通常3.5〜5.0 mEq/Lです。5.0 mEq/L を超えると高カリウム血症と診断されます。
軽度高カリウム血症
カリウム濃度が5.1〜6.0 mEq/Lの範囲です。この段階では特有の症状が現れにくく、ほとんど無症状です。
中等度高カリウム血症
カリウム濃度が6.1〜7.0 mEq/Lのときに該当します。主な症状は倦怠感、吐き気、筋力低下、しびれ感などです。
重度高カリウム血症
カリウム濃度が7.0 mEq/L を超える状態です。心拍数の低下や脈拍の弱さが見られ、急激に上昇するほど症状は重くなります。放置すると致命的な不整脈や心停止につながります。
基礎疾患・原因
高カリウム血症を引き起こす基礎疾患としては腎臓病が代表的です。また、利尿作用を阻害する薬剤の使用もリスクを高めます。これらの状態がある場合は血中カリウム濃度の管理が特に重要です。
