尿路感染症の治療法
尿路感染症とは
尿路感染症(UTI)は、膀胱、尿道、腎臓、尿管など尿路全体に起こる感染症です。ほとんどは尿道と膀胱に限られ、女性に多く見られます。米国では毎年700万件以上の診療がUTIによるものと推定されています。感染部位が腎臓に近いほど重症化しやすく、腎盂腎炎は重大な合併症を招くことがあります。
治療の基本
抗生物質
軽度のUTIはシプロフロキサシン、レバフロキサシン、アモキシシリン、トリモキサゾール、バクトリム、マクロダンチン、フラダンティンなどの一般的な抗生物質で治療できます。症状が改善しても、処方された全期間を必ず服用してください。慢性または再発性のUTIの場合は、長期コースや性行為後の予防投与が指示されることがあります。重症例では入院し、点滴抗生物質で治療・経過観察が必要です。
十分な水分補給
尿を薄めて細菌の排出を促すため、こまめに水分を摂りましょう。コーヒーや炭酸飲料などカフェイン含有飲料は利尿作用で脱水を招く恐れがあるため控えてください。辛い食べ物や柑橘系ジュースも膀胱を刺激する可能性があるため、症状がある間は避けるのが望ましいです。
疼痛緩和
腎臓や膀胱が炎症を起こすと痛みが強くなることがあります。市販の鎮痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリンなど)で症状を緩和できますが、アスピリンは小児に使用しないでください。使用時は用量を守り、温湿布や湯たんぽで患部を温めると炎症による圧迫感が和らぎます。
