大人の夜間遺尿(おねしょ)治療

大人の夜間遺尿(おねしょ)とは

大人の夜間遺尿は、成人の約2%が経験するとされるまれな疾患です。医学的には「夜間遺尿(nocturnal enuresis, NE)」と呼ばれ、主に「一次性」 と「二次性」の2タイプに分かれます。一次性は子供の頃から続くもので、二次性は成人になってから初めて現れるものです。いずれも自分の意思でコントロールすることは困難です。

原因

大人の夜間遺尿は様々な要因で引き起こされます。主なものは以下の通りです。

  • 糖尿病や腎臓疾患などの全身性疾患
  • 尿路感染症、尿路結石、前立腺肥大、膀胱がんなどの泌尿器系疾患
  • 膀胱容量の低下や神経障害
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 遺伝的要因やストレス

メイヨークリニックの泌尿器専門医エリック・キャッスル医師は、治療に入る前にまず原因を正確に診断することが重要だと述べています。

治療法

原因に応じて治療法は異なりますが、共通して行われる基本的な対策は以下の通りです。

  • 就寝前の水分摂取を制限し、尿量を減らす。
  • 日中にトイレに行く間隔を徐々に延ばし、膀胱容量を鍛える(目安は2〜3時間)。
  • 夜間に起きてトイレに行く習慣をつける、または夜間遺尿アラームを使用して事故が起きた瞬間に起床させる。
  • 基礎疾患に応じた薬物療法。特に、腎臓での尿生成を抑えるデスモプレシン(DDAVP)はよく処方されます。

これらの方法を組み合わせ、医師と相談しながら個別に最適なプランを立てることが回復への近道です。

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