エプスタイン・バーウイルス(EBV)の感染状況と症状
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、エプスタイン・バーウイルス(EBV)は、40歳までに人口の約95%が感染する一般的なウイルスです。感染の約半数は軽症で、風邪程度と見過ごされることもありますが、時に伝染性単核球症(モノヌクレオシス)を引き起こします。特に小児期後期から若年成人に多く見られ、数週間から数か月にわたり体調不良が続くことがあります。
小児期の症状
- EBV感染は通常軽症で、風邪や他の軽いウイルス感染と区別がつきにくいことがあります。
思春期・成人の症状
- 思春期や若年成人がEBVに感染すると、約35〜50%のケースで伝染性単核球症を発症します。主な症状は、リンパ節腫脹、倦怠感、頭痛、発疹、咽頭痛、発熱です。重症例では肝臓や脾臓が腫れることがあります。症状は通常1〜2か月続きます。
感染経路
- EBVは主に唾液を介して感染します。飲み物や食べ物、食器の共有、キスなどが感染経路となります。
治療法
- EBVや伝染性単核球症に対する特効薬はありません。発熱や痛みは、アセトアミノフェン(例:タイレノール)やイブプロフェン(例:モートリン)などの市販薬で対症療法が行われます。
合併症
- 伝染性単核球症が重症化すると、脾臓が拡大し、最悪の場合脾臓破裂を起こすことがあります。脾臓破裂は左上腹部の激しい痛みを伴い、緊急の医療処置が必要です。また、肝機能障害が生じることもあります。
