子どもの歯ぎしり(ブラキシズム)について
子どもの歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠中に歯をすり合わせたり、強く噛み締めたりする状態です。主に不安やストレスがきっかけとなりますが、多くは自然に解消します。
概要
- 子どもの約15%が歯ぎしりを経験します。
- 5歳未満の子どもに多く見られ、10歳頃までに自然に治ることが多いです。
- 深い睡眠段階で起きやすく、歯列不正がある子どもに頻発します。
原因
- 明確な直接原因は不明ですが、日中のイライラや不安が影響します。
- 歯の痛みや生後の歯が生える痛み(歯固め)も誘因になります。
- 多動症の子どもは歯ぎしりしやすい傾向があります。
影響
- 多くの子どもは自覚がなく、特に問題が起きないこともあります。
- 重度の場合、歯が欠けやすくなり、知覚過敏やエナメル質の摩耗が生じます。
- 慢性的に続くと顎関節症(TMJ)を引き起こすことがあります。
診断
- 朝起きたときに顎が痛むことがあります。
- 爪を噛む、鉛筆などを噛む行動や、頬の内側を噛む癖も兆候です。
- 歯科医師が歯の摩耗や顎の状態をチェックして診断します。
治療
- 多くは自然に改善するため、特別な治療は不要です。
- 重症例では、子どもの歯形に合わせたナイトガード(マウスガード)を夜間に装着します。
- ストレス軽減の指導や行動療法も有効です。
- 定期的に歯科医で経過観察し、必要に応じて対策を行います。
