フリッパー(部分入れ歯)の問題点と注意点
フリッパーとは、欠損した歯を補うために作られる取り外し可能な部分入れ歯のことで、患者さんそれぞれの口腔構造に合わせて作製されます。既に装着しているフリッパーに簡単に接続できるよう設計されています。
アクリル素材の問題点
アクリル製のフリッパーは硬く脆く、形状が不規則なため割れやすいです。特に下顎用は上顎用より破損しやすく、メーカーは厚みを増すことで耐久性を高めようとしますが、装着感に慣れるまで調整期間が必要です。
歯科トラブルのリスク増大
フリッパー使用者は口腔衛生に特に注意が必要です。フリッパー周辺や本体を十分に清掃しないと、歯肉炎、真菌感染、舌の白斑(白板症)などが起こりやすくなります。フリッパーを外した後は、柔らかめのブラシで歯・歯肉・口蓋を洗い、フリッパー本体もブラッシングし、使用しないときは専用の洗浄液に浸すようにしましょう。
痛みと不快感
長期間の使用や顎の変化によりフリッパーのフィット感が低下し、歯肉に食い込んで痛みや腫れを生じます。市販の入れ歯用接着剤で一時的に症状を和らげることはできますが、根本的な解決には歯科医師による調整が必要です。
費用面の課題
取り外し可能なフリッパーは、デザインや素材により価格が変わりますが、平均で1,000~1,500ドル(約13万円~20万円)程度です。歯科保険が一部をカバーするケースもありますが、費用負担は個人差があります。
