口の中の不快な味の原因

口の中に不快な味がすることは誰しも経験したことがあるでしょう。口臭(ハリトーシス)と併発することもありますが、必ずしも口臭が原因とは限りません。以下に、口の中の悪い味を引き起こす主な要因をまとめました。

薬剤や化学物質への曝露

  • 一部の医薬品は副作用として金属的、苦い、または異臭の味を引き起こすことがあります。すべての人に起こるわけではありませんが、薬を服用中は味覚の変化に注意しましょう。
  • 殺虫剤や工業用化学薬品などの化学物質に接触した場合も、口の中に不快な味が残ることがあります。

妊娠中の味覚変化

  • 妊娠中はホルモンバランスの変化により、金属的な味や苦味を感じやすくなります。場合によっては吐き気を伴うこともあり、ミントやキャンディで対処する人が多いです。この症状は通常、出産までに自然に改善します。

疾患による味覚異常

  • 口腔・咽喉の疾患(虫歯、歯周病、口腔がん、細菌感染)や呼吸器・中耳炎、嘔吐は、口の中に異常な味を残すことがあります。
  • 胃食道逆流症(GERD)、逆流性食道炎、ヘリコバクター・ピロリ感染、食道裂孔ヘルニア、萎縮性食道症、舌苔・口腔乾燥症、誤嚥性肺炎なども苦味や酸味を引き起こすことがあります。
  • 味覚障害(ディスゲウシア)は、金属味、腐敗臭、塩味、苦味などを感じさせ、口内の灼熱感を伴うことがあります。特に中年以降の女性に多く見られます。

疾患治療の影響

  • 頭頸部がんの放射線治療や化学療法は、味蕾を損傷し味覚が変化することがあります。また、嗅覚障害を伴うことが多く、嗅覚と味覚は密接に関連しているため、嗅覚の低下は味覚にも大きく影響します。

口の中の不快な味が長期間続く場合や、他の症状(痛み、腫れ、体重減少など)を伴う場合は、早めに歯科医・内科医の診察を受けることをおすすめします。

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