トーリ除去の代わりに選べる義歯の種類
義歯は、歯を失った人が自然な歯と同様に普通の生活を送り、食事も問題なく摂れるようにします。義歯を作成する際、歯科医が顎の骨の小さな隆起であるトーリ(骨隆起)を除去することがあります。
American Family Physician誌によれば、トーリの除去が必要になるのは、機能に支障をきたすか、義歯の装着がうまくいかない場合のみです。基本的に、ほとんどの義歯はトーリ除去の代替手段となりますが、トーリとの干渉が少ない義歯もあります。
オーバーデンチャー(Overdentures)
オーバーデンチャーは、残存歯の上に装着する義歯で、残った歯を保護しながら噛む力と審美性を提供します。顎にトーリがある場合でも、残存歯を支える形になるためトーリへの摩擦が少なくなります。
さらに、CuSil のような柔らかい素材で作製された義歯は、歯肉部にしっかりとフィットし、カバー範囲が広いためトーリとの摩擦や義歯の動きを抑える効果があります。
ミニインプラント式義歯(Mini Implant‑Retained Dentures)
1990 年代に登場したミニインプラント式義歯は、下顎のトーリがある場合でも切開せずにミニインプラントを埋め込むことができます。局所麻酔下で施術し、手術時間は通常 1 時間未満で、ほぼ痛みを感じません。
デンタルインプラント(Dental Implants)
十分な骨量がある場合、人工歯根(インプラント)を顎骨に埋め込み、自然歯と同様の見た目と機能を得られます。口蓋や下顎のトーリがあってもインプラントは干渉しません。ただし、全ての患者が適応できるわけではないため、歯科医と十分なカウンセリングが必要です。
