新しく義歯を装着する方への実用的なヒント
義歯は、外傷や病気で失った自然の歯を代わりに装着する人工の歯です。全義歯にはいくつかのタイプがあり、代表的なのは「従来型全義歯」と「即時全義歯」です。従来型は残存歯を抜歯し、組織が治癒した後に作製・装着します。一方、即時全義歯は抜歯と同時に装着でき、治癒期間中も歯がない状態を防げます。
慣れ期間
新しい義歯に慣れるまでには時間がかかります。頬や顎の筋肉が義歯に慣れるまで、緩く感じたり、刺激や痛みが生じることがあります。食事や会話の際に義歯がずれることもあるため、軽く噛み締めて飲み込む練習が必要です。
話すこと
義歯装着者は発音が不安定になることがあるため、声に出して読む練習が有効です。できるだけ多くの文章を声に出して読むことで、正しい発音とスムーズな会話が早く取り戻せます。
食事
初めは柔らかい食事を選び、痛みを最小限に抑えましょう。食べ物は小さく切り、ゆっくり噛み、口の両側で咀嚼します。可能な限り前歯で噛み、上下の歯が直接当たらないように上下に上下に噛むよう心がけます。
痛みのある箇所
新しい義歯はほぼ必ず圧痛点ができやすいです。軽い鎮痛剤や塩水でうがいをすると痛みと炎症が和らぎます。夜間は義歯を外し、軟組織を休ませましょう。これにより顎の骨が正しい位置に保たれ、義歯のフィット感も向上します。また、就寝中に洗浄液に浸すことで口腔衛生も保てます。
唾液
義歯装着直後は唾液分泌が増えることがありますが、時間とともに減少します。脳が義歯は食べ物ではないと認識するまで時間が必要です。唾液の過剰分泌を抑えるために、義歯を一定時間外し、少量の水をこまめに飲むと効果的です。
