糖尿病と歯周病の管理

歯周病は、歯を支える歯茎や骨組織の感染症です。進行した歯周病は歯の喪失につながります。血糖値が高い状態は歯周病の発症リスクを高めますが、糖尿病と歯周病の関係はそれだけにとどまりません。米国歯周病学会の報告によると、重度の歯周病は血糖値を上昇させ、糖尿病患者の合併症リスクをさらに高めることが示されています。適切な口腔ケアで歯周病は予防でき、治療も可能です。

歯周病の症状

  • 初期段階(歯肉炎)の症状は、歯茎が赤く腫れ、ブラッシングやフロス時に出血しやすくなることです。歯肉炎は適切なブラッシングとフロッシングで改善できます。
  • 進行した歯周病の症状は、歯茎の腫れ・赤み・痛み、歯茎の退縮、歯の揺れや動揺、歯間の膿、持続的な口臭、歯列の変化、義歯が合わなくなるなどがあります。糖尿病は感染防御力を低下させ、治癒を遅らせるため、糖尿病患者は症状が重くなりやすいです。

治療法

  • 歯周病の兆候が見られたら、できるだけ早く歯科医を受診し、早期治療を受けましょう。進行した場合は、スケーリングとルートプレーニングで歯石や細菌を除去します。必要に応じて、ゆっくり放出される形の抗生物質を歯茎に埋め込むことがあります。その他、処方抗生物質、抗菌性マウスウォッシュ、酵素抑制剤の投与が行われることもあります。骨や組織の移植を伴う外科手術が推奨される場合もあります。

予防策

  • 毎日2回のブラッシングと、フロスまたはインターデンタルブラシでのデンタルケアを徹底しましょう。
  • 糖尿病の処方薬を指示通りに服用し、血糖値を適正に保つことで唾液中のブドウ糖濃度を下げ、プラークや歯石の形成を抑えます。
  • 半年に1回の定期的な歯科検診を受け、糖尿病であることや服用中の薬を歯科医に伝えてください。

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