歯周病の原因と対策は?
はじめに
健康な歯茎は、強くて美しい歯を支える土台です。実に4人に3人が何らかの歯周病を抱えており、初期症状として口臭、歯磨き時の出血、歯茎の痛みが挙げられます。主な原因は、歯に付着して硬化したプラーク(歯石)で、細菌が増殖し歯茎を刺激します。この刺激により歯茎が歯から離れ、ポケットが形成されます。
日常での配慮事項
- 歯磨きは2分間、ぬるま湯だけでも行うとプラークを除去しやすくなります。
- チーズや乳製品などカルシウムが豊富な食品を定期的に摂取すると、歯茎の組織が強化され、骨と同様に栄養が行き渡ります。
警告
歯周病は歯と歯茎だけでなく、全身の健康にも影響します。放置すると歯の喪失だけでなく、細菌が血流に乗り心血管疾患のリスクを高めます。バッファロー大学の研究では、歯周病患者は動脈硬化になるリスクが2倍以上になることが示されています。また、歯茎の後退は骨粗鬆症のサインとも考えられ、女性の3人に1人が生涯で経験する可能性があります。
リスク要因
- 歯肉炎:歯茎の炎症が最初のサインで、放置すると破壊的な歯周炎へ進行します。
- 不十分なブラッシングとフロスの欠如:歯垢が蓄積しやすく、歯周組織の感染を招きます。
診断と治療の流れ
歯周炎は歯茎だけでなく、歯槽骨まで影響します。そのため、定期的なブラッシングとフロスは予防に不可欠ですが、進行した場合は歯科医師、特に歯周病専門医(パーロントロジスト)の診察が必要です。初期段階では自覚症状が少なく、痛みや歯の脱落は進行後に現れます。
予防・対策
- 定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングでプラークを除去。
- レーザー治療:ポケット内の炎症組織を蒸発させ、細菌を死滅させながら歯茎を歯に再付着させます。骨の再生も促進されます。
- 従来の歯肉移植手術:組織を移植して欠損部を補いますが、回復に時間がかかります。
レーザー治療のメリット
- 出血・切開・腫れ・強い痛みがなく、術後は軽い圧痛程度。
- 術後の定期検診は6〜12か月に1回で済みます。
- 保険適用の場合、従来の手術と同等に保険適用されるケースがあります。
