ケルセチンの働きと効果とは?

機能

フラボノイドに属するケルセチンは、主に抗酸化剤として働きます。抗酸化剤は、細胞や組織を傷つける活性酸素(フリーラジカル)を中和し、細胞へのダメージを防ぎます。また、ケルセチンはビタミンCの吸収と利用を高め、逆にビタミンCもケルセチンの効果を増幅させます。

主な効果

米国がん協会(ACS)は、ケルセチンが抗ヒスタミン作用と抗炎症作用を持ち、アレルギーや喘息の症状緩和に有用であると報告しています。さらに、Urology誌(1999年)に掲載された研究では、前立腺の炎症予防・軽減にも効果が示唆されています。

理論・仮説

当初、ケルセチンは細菌の遺伝子変異を誘発することから発がん性が疑われましたが、2008年のACSのレビューでは、動物実験や細胞実験でがん予防・治療への可能性が示唆されています。現段階ではヒトに対する有効性を確定するには更なる研究が必要です。

誤解と限界

動脈硬化、ウイルス感染、慢性疲労、胃潰瘍に対する効果は十分なエビデンスがありません。また、抗ヒスタミン作用については賛否が分かれていますが、最新の研究は一定の効果を示唆しています。

主な供給源

ケルセチンはリンゴ、タマネギ、赤ワイン、緑茶や紅茶など多くの植物に含まれます。フラボノイド全体を豊富に摂取できる果物や野菜中心の食事が、単一のサプリメントよりも健康に有益とされています。サプリメントとしても販売されていますが、標準的な摂取量は設定されていません。

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