ウコン(ウコン根)の副作用
消化器系への影響
アーユルヴェーダや漢方でウコンは消化不良の改善に用いられますが、過剰摂取や長期使用は胃の刺激、胸やけ、吐き気、下痢、潰瘍などの症状を引き起こすことがあります。
胆嚢への影響
1990年代の動物実験で、ウコンの主要成分クルクミンが胆石の形成を抑制することが報告されています。また、ウコンは胆嚢の収縮を促すとされています。そのため、健康な胆嚢の人には有益かもしれませんが、既に胆石や胆管閉塞がある人は注意が必要です。
子宮への影響
ウコンは軽度の子宮刺激作用があり、月経を促進します。そのため妊娠中の医療目的での使用は避けるべきです。日常的な食事での摂取量(1日2〜2.5g)であれば問題ありません。
皮膚への着色
ウコンは昔から染料として使われ、食品の着色にも利用されています。粉末や根茎に触れると手が黄色く染まり、料理で口元が汚れることがあります。皮膚のシミはレモン汁と重曹のペーストで数分置き、洗い流すと落ちやすくなります。日光に当てると色素が分解され、シミが早く薄れます。
使用上の注意
既存の疾患や服用中の薬・サプリとの相互作用を防ぐため、ウコンやクルクミンのサプリを始める前に医師に相談してください。医師がウコンに詳しくない場合は、資格を持つ自然療法医やアーユルヴェーダ・漢方の専門家に相談するとよいでしょう。医師やメーカーが示す用量を超えないようにしてください。
誤認についての補足
ゴールドンセル(Hydrastis canadensis)は「ウコン根」や「インドウコン」と呼ばれることがありますが、ウコン(Curcuma longa)とは科が異なる植物です。ゴールドンセルは高用量で重篤な副作用を起こすことが知られており、ウコンと混同しないよう注意が必要です。
