帝王切開後の腹部エクササイズガイド
出産後すぐに運動を始めるのは簡単ではありませんが、腹筋を鍛えて回復を早め、余分な脂肪を燃やすことは重要です。術後の退院と同時に、呼吸法やストレッチから始められます。以下では、骨盤コアが強くなるにつれて段階的に行える腹部エクササイズを紹介します。
深呼吸エクササイズ
まずは血流を促し、腹筋を刺激する簡単な呼吸法から始めましょう。切開部に手や枕を当て、できるだけ深く横隔膜まで息を吸い込みます。数秒止めてからゆっくり息を吐き、腹筋が疲れるまで繰り返します。腹筋がある程度強くなったら、仰向けに寝て膝を立て、足先は前方に向けます。両手を頭の後ろに置き、肩幅に広げます。息を吸ってからゆっくり息を吐き、吐くと同時に頭を持ち上げます。息を全部吐き切ったら頭を床に戻し、吸うときに下ろします。これを数回繰り返し、無理のない範囲で行いましょう。
ケーゲルクランチ
術後すぐにできるシンプルなクランチです。尿を止めるイメージで骨盤底筋を締めます。このときお尻や腹筋は使わず、骨盤の筋肉だけを意識します。3〜5秒間保持し、ゆっくり緩めます。血流が改善され回復が促進されます。慣れてきたら、10秒以上保持できるように時間を延ばし、短い休憩を挟んで繰り返します。
骨盤傾斜(ペルビック・ティルト)
コア全体を鍛えるエクササイズです。仰向けに寝て膝を立て、足先は前方に向けます。足は腰幅に開き、両手は頭の後ろに置きます。深く息を吸い、息を吐きながら腹筋と臀筋を締め、脚の力で骨盤を床から持ち上げます。無理に上げすぎないよう注意し、縫合部に負担がかからない範囲で行いましょう。数秒キープしたらゆっくり骨盤を下げます。この動作を1日数回繰り返すことで、腹筋の持久力が向上します。
サイドクランチ
腹筋が強くなってきたら側筋を鍛えるサイドクランチを取り入れます。仰向けに寝て膝を立て、両手を頭の後ろに置きます。肩幅に広げて床に背中をつけた状態から、右肘を左膝に近づけるように上体を起こします。届かない場合は届く限界まで伸ばし、ゆっくり元に戻します。5回を目安に繰り返し、徐々に可動域を広げましょう。左右交互に行い、左肘で右膝をタッチする動作も同様に行います。
