赤ちゃんのフケ(頭皮かさぶた/乳児湿疹)
概要
赤ちゃんのフケは「頭皮かさぶた(cradle cap)」とも呼ばれ、頭皮にフケやうろこ状の皮膚ができる一時的な症状です。ほとんどの場合、健康に大きな影響はなく、適切なケアで自然に改善します。
症状
フケは頭皮だけでなく、眉毛やまぶた、口元、耳の周りにも現れることがあります。赤みがかった部分や白く盛り上がった部分が見られ、時には大人のフケのように乾燥したフレークが付着します。
伝染性はなく、赤ちゃんに深刻な害はありませんが、かゆみがあると掻いてしまい、二次感染や軽度の脱毛が起こることがあります。
原因
主な原因は皮脂の過剰分泌や酵母菌(マラセチア)の増殖です。新生児はへその緒が取れるまで頻繁に入浴できないため、頭皮に油分がたまりやすくなります。これは「汚れている」こととは無関係です。
まれに、基礎疾患(例:パーキンソン病、HIV、脳卒中)に伴う皮膚症状として現れることがありますが、通常は見られません。
治療法
毎日、低刺激のベビーミシャンプーで頭皮を優しく洗います。指先や柔らかいベビーブラシでフケの部分を軽くこすり、汚れを落とします。フケがなくなったら、洗髪を1日2回に増やすと再発防止に役立ちます。
予後
ほとんどの赤ちゃんは数週間で改善し、予後は良好です。日常的なシャンプーで改善しない場合は、小児科医に相談し、医療用シャンプーや外用薬を処方してもらうとよいでしょう。
予防策
毎日、ベビー用のブラシで頭髪をやさしく梳かし、フケの再発サインをチェックします。再発の兆候が見られたら、すぐにシャンプーを再開してください。
