赤ちゃんの腺熱(伝染性単核球症)について知っておくべきこと
腺熱(伝染性単核球症)とは
腺熱は、ヘルペスウイルス科に属するエプスタイン・バーウイルス(EBV)が原因で起こる感染症です。別名「モノ」や「キス病」とも呼ばれ、感染しても症状が出ないことが多く、知らずに他人に移すことがあります。
赤ちゃんは腺熱にかかるのか
誰でも感染する可能性がありますが、思春期や成人に比べて乳児での発症はまれです。主な感染経路は唾液で、キスや共有の食器、咳やくしゃみでの飛沫もリスクになります。
母親が過去に感染して免疫がある場合、授乳を通じて抗体が赤ちゃんに移行し、一時的に保護されます。しかし授乳をやめると、感染リスクは残ります。
症状
乳児や幼児の症状は大人と異なり、軽度で風邪やインフルエンザと見分けにくいことが多いです。微熱、倦怠感、食欲不振、軽い咳や鼻水などが見られます。米CDCは「乳児の腺熱は他の軽い小児期の疾患と区別がつきにくい」と述べています。
診断
症状が軽く他の病気と類似するため、診断は稀です。家庭内で他の人が腺熱と診断されている場合は、血液検査で抗EBV抗体を調べることがあります。
治療と経過
ウイルス性疾患のため抗生物質は効果がなく、通常は対症療法が中心です。二次感染が疑われる場合は抗生物質が使用されることがあります。乳児は約4週間で自然に回復し、潜伏期間は約6週間です。
