赤ちゃんの目のトラブルと早期対処法
子どもの視覚は発達にとても重要です。学習の75%以上が視覚に依存しているため、良好な視力を保つことが不可欠です。しかし、乳幼児は視覚に対する反応が分かりにくく、目のトラブルを見逃しがちです。多くの問題は生後数か月のうちに早期治療すれば改善できるため、注意が必要です。
ほとんどの子どもは退院時に基礎的な視力検査を受け、地域の無料視力クリニックで定期的にチェックできます。以下は、幼少期に注意すべき代表的な目の疾患です。
感染症・涙道閉塞
新生児の目やには比較的よく見られますが、ほとんどは軽度です。原因は結膜炎などの感染症や涙道の閉塞です。頻繁に目を拭く必要がある、まぶたがくっつくといった症状がある場合は、感染の可能性があります。小児科医が処方する点眼抗生物質で対処できます。
麦粒腫(ものみず)・霰粒腫(さんりゅうしゅ)
まぶたにできる小さな腫れは、油腺の炎症による麦粒腫または霰粒腫です。麦粒腫は赤く痛みがありますが、霰粒腫は硬く痛みが少ないことが多いです。治療は温湿布で血行を促すことが基本で、必要に応じて抗生物質点眼や外科的切開が行われます。
弱視(レイジーアイ)
片方の目の視力がもう一方に比べて低いと、脳が弱い目からの情報を無視し、視力がさらに低下します。治療法としては、良好な目に遮眼パッチを装着し、弱い目を強化させる方法が一般的です。多くの場合、眼鏡の装着が必要となり、斜視が原因の場合は手術が検討されます。
斜視(斜視・内斜・外斜)
目の向きが合わない状態を斜視と呼びます。新生児はしばしば焦点合わせがうまくいかず、一時的に目が交差して見えることがありますが、通常は生後4か月までに改善します。4か月以降も続く場合は、眼鏡や眼筋手術、眼球運動訓練が必要です。
角膜擦過傷
異物や爪で角膜が擦れると、痛みや光過敏が生じます。小児科医は染色点眼薬で傷の有無を確認し、抗生物質点眼で治療します。重症例は眼科での管理が必要です。
目の異常は早期発見・治療が鍵です。疑わしい症状があれば、すぐに小児科や眼科へ相談しましょう。
