赤ちゃんに必要な応急処置のポイント
アレルギー反応
赤ちゃんが新しい食べ物や環境に触れると、アレルギー反応が起こることがあります。最も重篤な形はアナフィラキシーで、生命に関わるため速やかな対応が必要です。
- 主な症状:呼吸困難、蕁麻疹、腫れなど。
- 対応:すぐに119へ連絡し、最寄りの病院へ搬送してください。
- エピペン使用方法:灰色のキャップを外し、黒いキャップを外側の太ももに向け、90度の角度で刺します。10秒間押さえた後、針が露出しているか確認し、必要なら再度実施します。その後、注射部位を優しく10秒間擦ります。使用後はキャップを戻し、再使用はしません。
- 軽度の症状:湿疹、鼻水、くしゃみなどは、市販の保湿クリームや医師の指示に従い対処します。
発熱・病気
赤ちゃんは成長過程で熱が出ることがあります。体温が103°F(約39.4℃)以上になると高熱とみなされ、けいれんのリスクがあります。
- 乳児用の解熱剤を使用し、必ず「乳児用」表記を確認してください。
- 衣服を軽くし、冷たいタオルで体を拭きます。
- 熱が下がらない、呼吸が浅く速いなどの異常がある場合は、速やかに医師へ連絡、または救急へ搬送してください。
外傷
乳児の外傷は転倒や交通事故が主な原因です。出血や打撲がある場合は次の手順で対処します。
- 出血時は清潔な布で圧迫し、止血ができない場合は医療機関へ。
- 傷口は清潔に洗浄し、滅菌ガーゼで覆います。
- 打撲や腫れには氷嚢や冷却パックで15分程度冷やします。
- 頭部の打撲で様子が変わったら(嘔吐、意識低下など)すぐに受診してください。
窒息
赤ちゃんが窒息し始めたら、まずは咳が出ているか確認し、咳が続く場合は自然に排除させます。
- 咳が出ない、呼吸が止まりそうな場合はすぐに119へ連絡。
- 背部叩打法:赤ちゃんを前腕に乗せ、胸骨の間を背中で5回叩きます。
- 胸部圧迫:指2本で乳頭間に置き、胸を約2.5cm圧迫し5回行います。
- 背部叩打法と胸部圧迫を交互に繰り返し、赤ちゃんが咳き込むまで続けます。
乳児用CPR(心肺蘇生法)
赤ちゃんが呼吸や脈拍が止まった場合は、すぐにCPRを開始し、同時に119へ連絡します。
- 仰向けに寝かせ、頭をやや後方に傾けて気道を確保します。
- 口と鼻を覆い、胸が上がる程度の息を2回吹き込みます。
- 胸部圧迫:乳頭間に指2本を置き、胸を約1.5cm圧迫し30回行います。
- 30回圧迫ごとに人工呼吸2回を繰り返します。
- 救助が到着するまでこのサイクルを続けます。
上記の応急処置は緊急時の対処です。日常的に小児科医と相談し、正しい知識とスキルを身につけておくことが大切です。
