臍帯血ガスの採血方法
概要
胎児は臍帯を通じて胎盤から酸素を受け取り、血液は臍静脈で赤ちゃんへ運ばれます。一方、臍動脈は二酸化炭素を胎盤へ戻します。臍帯血ガス検査は血液中の酸素・二酸化炭素濃度や酸性度(pH)を測定し、分娩時の低酸素状態を評価するために行われます。
採血手順
臍帯の両端を医師がしっかりと鉗子で止血してください。臍帯は非常に繊細で滑りやすく、損傷すると採血が困難になります。
臍動脈と臍静脈を確認します。臍静脈は2本の血管のうち太く、通常はこちらから採血します。臍静脈と臍動脈それぞれにヘパリン入りシリンジを用意し、血液凝固を防ぎます。
非利き手で臍帯の端を固定し、利き手でシリンジを鉛筆握りのように持ちます。
針を45度の角度で臍静脈にゆっくりと刺入し、血液がシリンジに自然に流れ込むようにゆっくり引き抜きます。必要量は施設の規定に従って採取し、針は臍帯から抜きます。
針を外し、シリンジ内の空気を抜きます。空気が残ると測定結果に影響します。シリンジにキャップをし、ラベルを貼ります(臍静脈採血であることを明記)。同様の手順で臍動脈からも採血し、別のラベルで区別します。
