1歳児の発達概要

子どもの発達における「1歳期」は、生後12か月から24か月までの期間を指し、成長が急速に進む時期です。この時期に身体的・運動・認知・言語・社会・心理の各側面で大きな変化が見られ、赤ん坊から幼児(トドラー)へと移行します。

身体的発達

1歳児の体重は出生時の約3倍に達し、成長速度は徐々に緩やかになります。頭囲は6か月ごとに約1.3cm伸び、頭蓋は厚くなります。脚はまだ外反状態ですが、歩き始めるにつれて直ります。また、歩行に伴い赤ん坊の脂肪が減少します。

運動発達

ハイハイが上達し、立ち上がることができるようになります。歩行を試みる子もいます。自分で立ち上がることができ、物を拾ったり投げたり、玩具を押したり引いたりして環境と積極的に関わります。クレヨンなどを握って簡単な線を描くことも可能です。

認知発達

空間関係を理解し、隠す・見つける遊びができるようになります。好きなおもちゃなどの場所を覚え、両手で複数の物を扱うことができます。ボウルとスプーンのように、物と物の組み合わせも理解します。絵を見て対象を名前で呼び、簡単な表情を真似することができ、語彙が増えていきます。

言語発達

ベビートークから離れ、簡単な文を作るようになります。指示文を理解し、リズム感や会話の概念も芽生えてきます。身近な物や人の名前を言えるようになり、語彙は通常50語未満です。

社会・心理的発達

他者や自分との関係性を理解し始めます。おもちゃを片付けるといった自己責任の概念も芽生え、一人でも集団でも遊ぶことに抵抗がありません。触れ合いや抱っこなどの身体的な交流を好み、愛情表現や注目を求めます。鏡に映る自分を認識し、自己概念が形成されます。自分の意思で行動したいという独立心が現れ、親の指示に従わないこともあります。世界や人、新しいものへの好奇心が高まります。

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