子どもの慢性鼻水の原因は何ですか?
子供にとって鼻水はごく普通の症状です。風邪やインフルエンザに伴って鼻水が出ることはありますが、これらが慢性的な鼻水の原因になることは少ないです。むしろ、鼻アレルギーが持続的な鼻水の主な原因となります。米国セントジョン・ヘルス・システムによると、全小児の約15%が鼻アレルギーを抱えているとされています。
アレルギー反応
鼻アレルギーを持つ子どもは、アレルゲンを吸い込むと体内でヒスタミンが放出されます。ヒスタミンは外部からの侵入者と戦う化学物質で、その副作用として鼻水が出ます。
主なアレルゲン
子どもの鼻に影響を与える代表的なアレルゲンは以下の通りです。
- ペットのフケ
- ダニ
- カビ(カビ胞子)
- 花粉・草の胞子
- 羽根入り枕
- タバコの煙
- 家庭用洗剤に含まれる化学物質
アレルギー症状
アレルギーがある子どもは、鼻水だけでなく鼻づまりも頻繁に経験します。鼻を頻繁にかむ・こすることが多く、分泌される鼻汁は透明です。その他の症状としてはくしゃみ、目のかゆみ・涙、乾いた咳などがあります。
診断
子どもの鼻水が慢性的で、アレルギーが疑われる場合は、小児科医に相談しましょう。多くの場合、小児科医はアレルギー専門医(アレルギスト)への紹介を行い、血液検査や皮膚テストで具体的なアレルゲンを特定します。
治療と対策
可能な限り子どもの生活環境からアレルゲンを除去することが重要です。具体的な対策例は以下の通りです。
- 定期的な掃除と掃除機掛け、ダニ防止用のマットレス・枕カバーの使用
- 加湿器を利用してカビの繁殖を抑える
- 医師の処方による薬剤の使用(市販薬は医師の指示なしに使用しない)
