ボツリヌス症について

クロストリジウム・ボツリヌス

クロストリジウム・ボツリヌスは神経毒を産生する嫌気性細菌で、神経を攻撃し呼吸筋の麻痺や呼吸困難を引き起こすことがあります。

食中毒性ボツリヌス症

酸性が低い缶詰食品を摂取したときに発症しやすく、アスパラガス、インゲン豆、ビーツ、トウモロコシなどが代表例です。その他の低酸性食品でも発症することがあります。

成人の症状

視力障害や口の乾燥、眼瞼下垂、発話の不明瞭、嚥下困難など、筋力低下が中心の症状が現れます。

乳児の症状

疲労感、食欲不振、便秘、筋緊張低下、かすかな泣き声などが見られます。

治療法

食中毒性・創傷性ボツリヌス症は早期に馬由来抗毒素を投与し、必要に応じて嘔吐誘発や浣腸を行います。創傷性の場合は外科手術と抗生物質が併用されます。乳児にはヒト由来抗毒素が使用され、回復には数週間かかることがあります。

予防策

家庭での缶詰作りは衛生管理を徹底し、ハーブやニンニクを油に漬けたものは冷蔵保存します。自家製缶詰は必ず10分以上沸騰させ、加熱したジャガイモはアルミホイルに包んで温かく保つか冷蔵してください。また、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないことが重要です。

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