子どもの身長が低い原因とは

遺伝的要因(家族歴)

両親が低身長である場合、子どもが低身長になるのは必ずしも病的な問題とは限りません。身長が第5パーセンタイル以下でも、成長が安定していて、両親が非常に低い場合は、遺伝的に身長が低くなる可能性が高いです。

母体の妊娠中の問題

胎児期の環境は出生後の成長に影響します。母親が子宮内胎児成長制限(IUGR)と診断された場合、胎児は十分な酸素や栄養を得られず、出生後に身長が低くなることがあります。また、胎内感染も低身長の原因となります。

成長遅延(体格性成長遅延)

体格性成長遅延のある子どもは、生後1歳頃まで正常に成長しますが、1歳以降に成長速度が緩やかになり、年齢に対して低身長に見えます。思春期が遅れ、平均的な成長停止年齢よりも遅くに最大身長に達しますが、長期的に低身長が続くわけではありません。

骨の問題

手・手首のX線で骨年齢を評価し、成長余地があるか確認できます。骨年齢が実年齢より若い場合、実際の身長はまだ伸びる可能性があります。くる病や軟骨発育不全(軟骨無形成症)など、骨そのものの疾患が成長を阻害することがあります。

健康状態・疾患

心臓病、腎臓病、炎症性腸疾患、喘息、セリアック病、甲状腺機能低下症、鎌状赤血球症、若年性関節炎、糖尿病など、さまざまな疾患が成長を妨げ、低身長につながります。ダウン症候群やターナー症候群といった遺伝性疾患も同様です。

成長ホルモン欠乏症

成長ホルモン欠乏の子どもは、生後2〜3歳まで正常に成長しますが、その後成長速度が著しく低下し、ほとんど止まります。同年代の子どもより著しく低く、顔つきが年齢より若く見えることがあります。診断されれば、成長ホルモン注射による治療が行われます。

栄養不良

成長には十分な栄養が不可欠です。必要な栄養素が不足すると、成長速度が遅くなり、同年齢の子どもと比べて身長が低く見えることがあります。

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