子どもの夜間咳の原因と対策

咳は子どもにとってよくある症状で、気道の刺激を示します。原因は呼吸器感染症、アレルギー、喘息、タバコの煙や農薬などの環境刺激です。昼間に出る咳が夜になると悪化することや、夜間だけ咳が出ることがあります。夜間の咳は重篤な疾患のサインになることもあるため、正確な診断が重要です。

風邪とアレルギー

風邪をひいた子どもは鼻や副鼻腔に粘液がたまりやすく、夜になると喉へ流れ込み咳を誘発します。小児科医のグリーン博士によると、風邪は子どもの夜間咳の最も一般的な原因です。アレルギーも同様に粘液の蓄積を引き起こし、夜間の咳を引き起こします。

対策

風邪やアレルギーによる夜間咳には、米国小児科学会(AAP)が次のことを推奨しています。

  • 日中にこまめに水分を取らせる。
  • 就寝時に加湿器(冷蒸気タイプ)で室内の湿度を上げる。

市販の咳止めやアレルギー薬は成分や効果に差があるため、必ず小児科医に相談してから使用してください。

クループ

クループは声帯下部の上気道が炎症で狭くなる疾患で、特徴的な「アヒルの鳴き声」のような咳が出ます。AAPによると、冬季に多く、主に生後6か月から3歳までの子どもに見られます。

クループは「痙攣性」と「ウイルス性」の2タイプに分けられます。痙攣性クループは軽い上気道感染が原因で、夜間に急に症状が出ます。ウイルス性クループは重いウイルス感染が原因で、咳に加えて呼吸が苦しくなることがあります。気道がさらに腫れると、呼吸ができなくなる危険があります。

対策

子どもがクループで目覚めたら、AAPは15〜20分間、温かく湿った空気を吸わせることを勧めています。蒸気吸入は痙攣性クループに特に有効で、ウイルス性クループでも多少の緩和が期待できます。ただし、どちらの場合でもすぐに小児科医に連絡し、必要な治療がないか確認してください。痙攣性クループは数晩で自然に改善することが多いです。

喘息

米国肺協会(ALA)によると、喘息は気道が収縮して呼吸が困難になる慢性疾患で、子どもの中で最も一般的な重篤な慢性病です。5歳から17歳に多く見られ、運動、アレルギー、上気道感染、寒冷、刺激物などが発作のきっかけになります。夜間に咳が繰り返し出るだけでも、喘息のサインとなり得ます(喘鳴や息切れがなくても)。

対策

メイヨークリニックの専門家は、夜間咳が数日以上続く場合は小児科医に相談するよう勧めています(喘息の他の症状がある場合は早めに受診)。喘息と診断された場合、AAPは小児科医または専門医の指導のもと、適切な薬物療法で症状を管理・コントロールすることが重要だと述べています。

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