子どもの脊椎管狭窄症
脊椎管狭窄症は、脊椎の中心部である脊髄管が狭くなる状態です。成人に多く見られますが、子どもや思春期の若者でもまれに発症します。診断は主にMRIやミエログラムで行われます。
原因
小児における主な原因は、椎間板の硬化です。通常は加齢に伴う変化ですが、子どもでは早期関節炎が関与することがあります。脊髄管が約30%まで狭くなると症状が出ます。
罹患しやすい人
脊椎管狭窄症は高齢者に多い病ですが、稀に思春期の子どもにも見られます。適正体重の維持や定期的な運動は年齢に関係なく予防に役立ちます。発症率は約10,000人につき5人です。
症状
最も一般的な症状は痛みです。狭窄部位により、背中から腕や脚にかけて痛みが放散し、筋力低下を伴うことがあります。子どもは背中の痛みが四肢に広がると訴えることが多いです。
診断
診断はまず詳細な身体検査とX線撮影から始めます。椎間の隙間が狭いと疑われた場合、MRIやCTスキャンが実施されます。必要に応じて、造影剤を注入して脊髄の通過を確認するミエログラム検査も行われます。
治療
まずは抗炎症薬による疼痛管理が基本です。併せて理学療法や日常生活の動作調整が行われます。症状が重度で薬やリハビリで改善しない場合は、脊髄管を拡げる手術が検討されますが、外科的治療は最終手段とされています。
