子どもの続く咳の原因と対策
概要
子どもの咳は、肺に刺激物が入ったときに体が自然に起こす防御反応です。粘液や食べ物、アレルゲンなどが咳反射を刺激します。たまに起こる咳は普通ですが、頻繁に続く咳は何らかの健康問題のサインかもしれません。特に長期間続く場合は、医師の診察が必要です。
軽度の原因
- 風邪:子どもに最も多い症状で、数日から一週間ほどで自然に改善します。
- クループ:犬の鳴き声のような声が特徴の咳です。多くは軽症で、数日で治ります。
- 季節性アレルギー:花粉やハウスダストなどが原因で咳が出ますが、生命に危険はほとんどありません。
重度の原因
- 百日咳(ひゃくにちきゅう):DTaPワクチンで予防可能です。30秒以上続く激しい咳発作が特徴です。
- RSV(呼吸器合胞体ウイルス):乳幼児に多く見られ、風邪様の症状に加えて呼吸困難や咳の悪化がみられます。重症化すると気管支炎や肺炎になることがあります。
治療法
幼児の場合、薬の選択が限られることがありますが、一般的な第一選択は抗ヒスタミン薬や去痰薬です。場合によっては軽い鎮静作用のある古いタイプの去痰薬が用いられます。炎症が強いときはステロイドが有効で、吸入用ネブライザーや吸入器で投与します。
合併症
- 激しい咳による頭痛や肋間部の痛み。
- 咳のたびにめまいや大量の発汗が起こることがあります。
- 強い咳で腹圧が上がり、尿失禁が起こるケースも報告されています。
