肺は呼吸した空気から二酸化炭素を除去し、酸素を全身に供給する重要な臓器です。子どもに肺がんができた場合、初期段階でもさまざまなサインが現れます。早期に発見すれば、多くの小児がんは治癒が期待できるため、異変に気付いたら速やかに小児科医に相談しましょう。
長引く咳
数週間以上続く咳は肺がんの初期症状のひとつです。感染症や喘息が原因であることが多いものの、血痰を伴う場合はがんの可能性が高まります。いずれにせよ、原因を確定するために医師の診察が必要です。
息切れ・声がかすれる
息を吸うのが苦しい、呼吸が続く数週間にわたって続く場合、肺がんが進行しているサインかもしれません。呼吸困難は喘鳴(ぜんめい)や声がれを伴うことがあります。
持続する痛み
肩や背中、胸部に安静でも軽減しない痛みが続く場合、肺がんが原因の可能性があります。成長期の筋肉痛とは異なり、時間とともに悪化する痛みは要注意です。
食欲不振
普段は活発で食欲旺盛な子どもが、長期間にわたって食べる量が減少し体重が減る場合、肺がんの早期サインと考えられます。風邪や成長スパートによる一時的な食欲低下とは区別が必要です。
頻繁な気管支炎や肺炎
繰り返し気管支炎や肺炎にかかる場合、肺内部にがん細胞ができて呼吸機能が低下している可能性があります。特に肺がまだ発達途中の子どもでは注意が必要です。
むくみ
首や顔、手足に持続的なむくみが見られる場合、肺がんが血液やリンパの流れに影響を与えていることがあります。早めに小児科で検査を受けましょう。
極度の倦怠感
過度に眠く、起き上がるのがつらい状態が続くと、体ががんと戦っているサインです。疲れやすさが日常生活に支障をきたす場合は医師に相談してください。
