子どものフケの原因と対策
原因
子どもの頭皮が剥ける主な原因は、思いがちのフケ(皮脂の過剰なはがれ)ではなく、感染性真菌症である頭部白癬(tinea capitis)です。頭部白癬は非常に感染力が強く、幼稚園や保育園、学校など人が集まる場所で感染します。思春期になるまでフケはほとんど見られません。
症状
- 頭皮に鱗屑(うろこ状のかさぶた)が現れ、次第に広がって乾燥したかさぶたになる。
- かゆみや感染部位の脱毛が見られることがあります。
- 顔や体に同様の鱗屑ができることもあります。
治療法
頭部白癬の根本的な治療には経口抗真菌薬が最も効果的です。治療期間は症状が軽い場合で4〜6週間、耐性真菌がある場合は3〜6か月になることがあります。抗真菌シャンプーやクリームはかゆみの緩和に有効ですが、毛根まで届かないため単独では完治しません。
予防・対策
- 子猫は真菌の保菌者になることがあるので、見た目は可愛くても触れさせないように教えましょう。
- ブラシ、くし、帽子などの個人用品は共有しないように指導してください。
その他の考慮点
- 頭皮の日焼けやシャンプーの残留物(洗い残し)が剥ける原因になることがあります。
- 乾癬や湿疹もフケに似た鱗屑を引き起こすことがあります。
注意すべき症状
重度の感染では、頭皮に大きな球形の硬い結節(ケリオン)として現れ、膿が出て痛みを伴います。早期に治療しないと炎症が広がり、瘢痕が残る恐れがあります。
