子どものための太陽対策
太陽光と皮膚への影響
太陽のエネルギーは見えない紫外線として皮膚に届き、見える日焼けやそばかすだけでなく、見えないダメージも引き起こします。長期的な紫外線曝露はシワやシミ、皮膚がんの原因となります。
皮膚がんのリスク
重度の日焼けは最も致死性の高い皮膚がん「メラノーマ」の発症につながると考えられています。メラノーマは年齢を問わず起こり、他の臓器へ転移し致命的になることがあります。長年の蓄積された紫外線ダメージは基底細胞がん(basal cell carcinoma)を引き起こすこともあります。基底細胞がんは主に成人期に発症しますが、稀に十代で見られることがあります。メラノーマとは異なり転移は少ないものの、周囲の皮膚や組織を破壊し続けるため除去が必要です。
特にリスクが高いのは、肌や髪が非常に白い子ども、ほくろが多い子ども、または親がほくろや皮膚がんの既往がある子どもです。
子どもの肌を守るために
米国皮膚科学会は「楽しく太陽と遊ぶABC」の概念を推奨しています。A・B・C・S の4つのポイントで、日常的な紫外線対策を身につけさせましょう。
- A – Away(避ける):紫外線が最も強い10時〜16時は直射日光を避けます。
- B – Block(ブロック):SPF15以上の日焼け止めを2時間ごとに塗り直します。曇りでも忘れずに。
- C – Cover Up(覆う):帽子や長袖・長ズボンで肌を覆い、必要に応じてサングラスで目も守ります。
- S – Speak Up(声を上げる):子ども自身が友達や家族に日焼け止めの重要性を伝えられるように育てます。保護者も率先して日焼け止めを使用し、模範を示しましょう。
子どもは出生時から日焼け止めを使用し、成長を通じて継続的に紫外線対策を行うことが重要です。子どもの生涯にわたる紫外線曝露の約80%は18歳までに起こるとされ、早期の予防が将来の皮膚がんリスク低減につながります。
