子どもの疥癬(かいせん)の症状と対策
子どもの疥癬は、かゆみを伴う皮膚疾患で、保育園や学校などで広がりやすいです。正しく症状を見分けることで、感染拡大を防ぎ、早期治療が可能になります。
疥癬とは
疥癬はヒト疥癬ダニ(かゆみダニ)によって引き起こされる感染症です。ダニは皮膚の表皮層にトンネル(巣)を作り、強いかゆみと赤みを伴う発疹を生じさせます。ダニは顕微鏡でしか観察できず、衛生状態が悪いから必ず起こるわけではなく、接触が長時間続くと感染しやすくなります。症状が出るまでに曝露後約4〜6週間かかります。
子どもの疥癬の見分け方
発疹は赤く、突起や水疱を伴い、特定の部位に集中します。主な出現部位は指の間の皮膚、手首・肘の裏側、膝裏、ウエスト周辺です。
皮膚にS字形の細いトンネル(巣)が見られることがありますが、かゆみで掻き壊されやすく見つけにくいこともあります。
かゆみとその他の症状
赤い発疹に加えて、患部を激しくかきむしります。特に夜間にかゆみが増し、睡眠障害を引き起こすことがあります。
診断方法
医師は発疹の形状と症状から疥癬と判断します。必要に応じて、発疹部から皮膚サンプルを採取し、顕微鏡でダニや卵を確認します。
インクテスト(インクを塗布してトンネルの形を確認する方法)も行われますが、掻き壊れた場合は見つけにくいことがあります。
治療法
一般的にはペルメトリン軟膏やローションを全身に塗布し、12時間程度放置します。必要に応じて再度塗布し、頭部や髪の生え際も対象にします。
感染が疑われる家族全員が同時に治療を受けることが重要です。
日常的に手洗いや皮膚の清潔を保つことで、疥癬の拡大を防げます。疑わしい症状が出たら早めに医療機関を受診しましょう。
