小児におけるペルテス病の症状
ペルテス病は、股関節への血液供給が一時的に途絶えることで大腿骨頭が壊死し、痛みや可動域制限を引き起こす疾患です。主に4歳から10歳の子どもに発症し、米国整形外科医会のデータによれば男児は女児の約5倍の頻度で罹りますが、女児が発症した場合は症状が重くなる傾向があります。
初期症状
- 子どもが痛みがほとんどない、または軽い痛みだけで足を引きずり始めることがあります。痛みはまず膝に現れ、数か月間にわたって断続的に出現することがあります。
痛みと痙攣
- 大腿部や鼠径部の痛み、股関節周囲の筋肉痙攣がみられます。安静にすると痛みは和らぎますが、活動すると再び疼痛が出ます。
股関節の硬直
- 股関節が硬くなり、可動域が制限されます。その結果、歩行が困難になり、動きが制限されます。
後期症状
- 患側の脚が短くなることや、太ももの上部の筋萎縮が見られることがあります。
治療法
- 抗炎症薬の投与や理学療法が基本です。必要に応じて、松葉杖や一時的なギプス装着、牽引下でのベッドレストが行われます。重症例では手術が検討されます。
