小児の慢性副鼻腔炎

小児における慢性副鼻腔炎は、症状が8週間以上続く、または頻繁に再発する鼻副鼻腔の炎症です。感染だけでなく、鼻ポリープやアレルギーなどさまざまな要因が関与します。

概要

副鼻腔は頬骨や前頭部にある空気で満たされた小さな腔で、粘液を産生し鼻へ排出します。子どもの副鼻腔が炎症を起こすと粘液の排出が妨げられ、鼻汁がたまりやすくなります。

症状

・濃い緑色の鼻汁や喉の奥からの分泌物
・鼻づまりによる呼吸困難
・夜間や寒い環境で悪化する咳
・顔面や歯の痛み
・倦怠感、悪心、口臭などが典型的です。

原因

主な原因は以下の通りです。

  • アレルギー反応や真菌感染による炎症
  • 風邪や嚢胞性線維症などの基礎疾患による鼻閉塞
  • 鼻中隔の偏位や顔面骨の変形などの解剖学的異常
  • 腫瘍やその他の異常増殖

治療

治療は鼻腔の炎症を抑え、粘液の自然排出を促すことが中心です。具体的には、食塩水スプレー、ステロイド点鼻薬、去痰薬などが用いられます。アスピリンやイブプロフェンは、子どもに投与するとレイ症候群のリスクがあるため避けるべきです。

予防

予防策としては、風邪患者との接触を減らす、手洗いを徹底する、アレルギーの管理(刺激物回避や薬物療法)を行う、加湿器で適切な室内湿度を保つことが有効です。

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