子どものアレルギー検査ガイド

米国では約20%の人がアレルギー(喘息含む)に悩んでおり、子どもでも同様です。6歳未満の子どもの約8%が食物アレルギーを持っています。アレルギーの原因は多様で、正確な診断には特定のアレルゲンを調べる検査が必要です。

一般的な評価

検査を行う前に、本人と家族のアレルギーや喘息の既往歴を詳しく聞き取り、疑わしいアレルゲンを絞り込みます。その上で、身体診察やアレルゲンに対する感受性を調べる基本的な検査を実施します。

皮膚テスト(プリックテスト)

最も一般的で、90%の精度を誇る皮膚テストは、腕や背中に小さな針でアレルゲンを刺すだけの簡単な検査です。アレルギーがある場合、15分以内に赤くかゆみを伴う腫れ(膨疹)が現れ、その大きさで感受性の程度が判断されます。検査前は抗ヒスタミン薬などの服用を控える必要があります。

血液検査(RAST)

皮膚テストに抵抗がある子ども向けに、血液中のIgE抗体を測定する血液検査があります。RAST(ラジオアレルゴソルベントテスト)は放射性または酵素標識を用いて、アレルゲンに対する抗体の有無を高精度で検出します。

除去食(エリミネーションダイエット)

食物アレルギーが疑われる場合、牛乳・小麦・ピーナッツなどの候補食品を一定期間食事から除き、症状の変化を観察します。通常4~7日間で効果を確認し、改善が見られなければ他の食品も順次除去して原因を特定します。ただし、加工食品に潜む隠れた成分など、実施はやや手間がかかります。

その他の検査

一部の医師が提案する検査(細胞毒性血液検査、電気針治療、尿自己注射、皮膚滴定、舌下刺激テスト、カンジダアレルギー説、好塩基球ヒスタミン放出試験など)は、科学的根拠が乏しく効果が確認されていません。受ける場合は必ずセカンドオピニオンを求めましょう。

子供の健康 - 関連記事