小児における膿皮症
小児の膿皮症は、主に脚に潰瘍や大きな傷ができる皮膚疾患です。多くはブドウ球菌感染が原因で、適切な治療により簡単に回復します。免疫機能の低下や基礎疾患がある子どもは、再発しやすく、鼠径部のリンパ節が腫れることもあります。
症状
- 小さな水疱が集まって始まり、次第に大きくなり液体が溜まります。見た目はクモの巣や虫刺されに似ることがあります。
- 発熱、関節痛、全身倦怠感が伴うことがあります。
- 潰瘍は赤紫色の縁を持ち、触れると熱く感じられ、感染が疑われます。
原因
- 主な原因はブドウ球菌による皮膚感染です。皮膚の切り傷や刺し傷が感染の入口となります。
- 免疫系の異常や基礎疾患があると、膿皮症が起こりやすくなります。
リスク要因
- 成人に多い疾患ですが、子どもでも免疫抑制状態がリスクとなります。
- クローン病、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、肝炎などの免疫関連疾患は罹患リスクを高めます。
治療法
- 抗菌軟膏や外用薬で傷口を清潔に保ち、乾燥させます。
- 炎症が強い場合はステロイド外用薬や経口ステロイドを使用します。
- 必要に応じて免疫抑制剤、NSAIDs(例:イブプロフェン)や外科的皮膚移植が行われることがあります。
予防策
- 皮膚の切り傷や刺し傷を避け、清潔に保つことが最も重要です。
- こまめな手洗いでブドウ球菌の拡散を防ぎます。
- 傷口ができたらすぐに大人に報告し、適切に洗浄・消毒するよう指導します。
- 免疫力が低下している子どもは特に注意が必要です。
