子どもの粘液便について知っておくべきこと

子どもの便に粘液が混じることは、頻繁に起きる場合や慢性的になると、注意が必要です。粘液は腸内を保護し潤滑する役割がありますが、過剰になると炎症性腸疾患や腸内細菌の異常など、さまざまな健康問題のサインとなります。

腸内細菌の過剰増殖

腸内には適度な量の細菌が常在し、消化を助けていますが、増えすぎると粘液便を引き起こすことがあります。主な症状は腹部膨満感、ガス、粘液便です。ヨーグルトなどのプロバイオティクスで腸内環境を整えると改善が期待できます。

血便が混じる場合

粘液便に血液やタール状の便が見られる場合は、腸や直腸から出血している可能性があります。鮮やかな赤色は直腸・下部大腸から、黒色やタール状は上部消化管(胃・小腸)からの出血を示します。すぐに医師の診察が必要です。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は若年層にも発症しやすい慢性的な腸の炎症です。下痢や便秘を繰り返し、粘液便が出ることがあります。根治はなく、食事・生活習慣の改善と薬物療法で症状を管理します。

クローン病

クローン病も腸の慢性炎症で、下痢・便秘に加えて粘液便が見られます。年齢を問わず発症し、治療は食事調整と薬物療法が中心です。完治は難しく、生活の質に大きく影響します。

腸閉塞

粘液便は腸閉塞のサインになることもあります。ガスが出にくくなり、数日間排便がなくなることが特徴です。子どもが数日間便を出さず、腹部に不快感や少量の粘液だけが出る場合は、早急に医療機関を受診してください。

いずれの症状でも、粘液便が続く、血便が混ざる、または腹痛・嘔吐などの他の症状がある場合は、速やかに小児科医に相談しましょう。

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