ヨガは安静時心拍数を下げるのか?

安静時心拍数とは

安静時心拍数は、完全に安静にしている状態で1分間に心臓が拍動する回数です。メイヨークリニックによると、正常範囲は60〜100拍/分です。一般的に心拍数が低いほど体力が高いとされますが、体格、感情、薬剤、フィットネスレベルなど様々な要因が影響します。測定方法は親指の付け根の下に人差し指と中指を置き、10秒間の拍数を数えて6倍するだけです。

ヨガと心血管運動

ヨガは心血管系を鍛えるエクササイズの一つです。米国心臓協会は、健康効果を得るために週150分の中強度運動を推奨しています。アーサナ(ポーズ)を行うことで心拍数が上がり、心臓の機能が向上します。アシュタンガやヴィンヤサなどの動的なスタイルは、比較的激しい運動となり、心拍数の上昇が顕著です。定期的にヨガを続けることで、安静時心拍数の低下が期待できます。

呼吸法(プラナヤーマ)の効果

ヨガに取り入れられる呼吸法、プラナヤーマは安静時心拍数を下げる効果があります。交互鼻呼吸や「火の呼吸」など、さまざまなテクニックがありますが、ゆっくりとした呼吸は副交感神経を刺激し、心拍数と血圧を低下させます。2011年に『Heart Views』に掲載された研究では、短期間のプラナヤーマと瞑想の実践により、安静時心拍数が有意に低下したことが報告されています。

研究結果

2011年の『International Journal of Biological and Medical Research』の研究では、6か月間ヨガを実践した50名の患者の安静時心拍数が有意に低下しました。また、2002年の『Psychological Reports』に掲載された研究では、ヨガを用いたガイド付き瞑想が35名の男性参加者の心拍数を減少させたことが示されています。

まとめ

ヨガは筋力と柔軟性を高めるだけでなく、心拍数や血圧のコントロールにも寄与します。定期的にヨガのポーズ、呼吸法、瞑想を組み合わせることで、安静時心拍数の低下と全体的な心血管健康の向上が期待できます。

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