歩いているときに足がしびれるのはなぜ?
長時間同じ姿勢で座ったり立ったりすると、脚がしびれることがありますが、通常は深刻な問題ではありません。しかし、歩行中に足がしびれる人もいます。これは血行不良や感覚障害が原因となることが多く、いくつかの疾患が関与しています。
糖尿病性神経障害
糖尿病性神経障害は末梢神経に影響を及ぼす疾患で、血糖コントロールが不十分な糖尿病患者に多く見られます。症状として、足や脚のしびれ、筋力低下、足潰瘍、太ももの筋肉減少、歩行困難などがあります。
末梢動脈疾患(PAD)
血流が十分に供給されないと、歩行中に脚がしびれることがあります。末梢動脈疾患は動脈硬化により脚への血流が減少する状態で、典型的な症状は歩行時の痛み(間欠性跛行)です。その他、脚のしびれ、激しい筋肉痙攣、皮膚の色変化、脈拍の弱さなどが現れます。
一過性脳虚血発作(TIA)
脳への血流が一時的に止まることで起こるTIAは、片側の脚に急な筋力低下やしびれを引き起こすことがあります。血栓や血管の損傷、狭窄が原因で、症状は数分から数時間続き、その後自然に消失します。動脈硬化はTIAのリスクを高めます。
偏頭痛
偏頭痛の発作時には頭痛に加えて、感覚オーラとして腕や脚のしびれが現れることがあります。約13%の偏頭痛患者が脚や腕のしびれを経験し、しびれは頭痛と同じ側に出やすいです。
受診が必要なサイン
脚のしびれに明らかな原因がなく、歩行時に悪化する場合は医師に相談してください。また、頻尿、発疹、めまい、腕の痛みなどの症状がある場合も受診が推奨されます。頭部・頸部・背部の外傷後にしびれが出た場合や、麻痺、排尿障害、言語障害、重度の混乱が見られる場合は、緊急医療が必要です。
