アルコールが学校生活と家庭に及ぼす影響
生活の乱れ
家族にアルコール依存者がいると、日常のリズムが崩れます。食事や就寝時間などのスケジュールが不規則になり、計画を立てることが困難になります。アルコール依存者が家庭内の役割を果たせないため、子どもや他の家族が代わりに責任を負うことが増え、子どもは家庭の問題に意識が向きがちで、学校に集中しにくくなります。
心理的影響
アルコール依存者が親の場合、配偶者は依存者の世話に追われ、子どもの世話が手薄になることがあります。その結果、子どもは無力感や罪悪感を抱きやすく、ストレスが増大します。子どもや思春期の若者は、引きこもりや攻撃的な行動、非行に走ることがあります。外向的に問題行動を示す子もいれば、感情を内向きに抑えてしまう子もいます。
社会的影響
アルコール依存が家庭内でタブー視され、話題に上がりにくいことが多いです。会話は「飲んでいるか」「酔っていないか」など、飲酒に関することだけになることがあります。酔った状態での言動がエスカレートし、口論や身体的暴力が起きることもあります。
外部との交流は表面的だったり、まったくなくなったりします。恥や罪悪感から他人を家に招くのが難しく、招待を断ることもあります。家族の誰かが「酔った状態で世話ができない」ことを恐れ、外出を控えるケースも見られます。
学校生活への影響
飲酒が過度になると、遅くまで外出し、二日酔いで学校に遅刻・欠席しやすくなります。成績の低下や出席率の低下、さらには不登校や非行が見られます。親が酔っているために服装や交通手段が整わず、子どもが学校に行けないケースもあります。結果として、学業不振、同級生との関係の疎遠、引きこもりが顕在化します。
