アルコール摂取の有無を確認する方法
行動や環境の観察
飲酒の有無は、見た目・聞こえ・匂いから判断できることがあります。アルコールの匂いや、近くに開いた容器がある場合、または言葉がもごもごしたり、足元が不安定だったり、書類を探す際に不器用さが目立つことがあります。感情が急激に変わり、笑ったり泣いたりすることも観察ポイントです。
現場での飲酒検査(フィールド・ソブリティテスト)
警察官は飲酒運転が疑われる場合、直線歩行、片足立ち、鼻先に指を当てるなどのフィールド・ソブリティテストを実施します。これらは酔いの程度を判断する有効な手段ですが、神経系の疾患を持つ人などは、酔っていなくても「偽陽性」になることがあります。
ブレスアライザー(呼気検査)
ブレスアライザーでは、被疑者が口から息を吹き込むと、機械が呼気中のアルコール量から血中アルコール濃度(BAC)を推定します。BACが0.08%以上の場合、運転において法的に酔っているとみなされます。ただし、緊張で過呼吸したり息を止めたりすると、測定値が誤差を生むことがあります。
血液検査
血液検査は医療機関で行われ、結果は非常に信頼性が高いとされています。弁護側は、現場から病院へ移送し血液を採取するまでにBACが低下する可能性があるため、正確な証拠として血液検査を求めることがあります。
その他の測定手段
保護観察中の人は足首に装着する経皮式アルコールモニタリング装置で汗中のアルコールを測定されます。また、裁判所が車両にイグニッションロックを取り付け、ブレスアライザーでBACが0.08%以上になるとエンジンが始動しないようにするケースもあります。さらに、尿検査や毛髪検査により、過去1週間(尿)や数か月(毛髪)以内の飲酒状況や摂取量を把握することが可能です。
