Hologic と GE のデジタル乳房撮影(デジタルマモ)比較
デジタル乳房撮影は、低線量のX線を用いて乳房を撮影し、乳がんなどの疾患の検出・診断を支援する画像診断法です。X線は電気信号に変換され、コンピュータ上で画像として表示・保存できます。Hologic と GE は、市販されているデジタル乳房撮影検出器の主要メーカーです。
変換方式の違い
- 直接変換方式(Direct‑conversion):X線を一段階で電荷に変換します。Hologic のシステムはこの方式を採用しています。
- 間接変換方式(Indirect‑conversion):X線をまず蛍光体(シンチレータ)で可視光に変換し、さらに光を電気信号に変換します。GE のシステムはこの方式です。
視野(Field of View)
- 撮影対象となる乳房のサイズに合わせた視野が必要です。Hologic は 24 cm × 29 cm の検出器を提供し、米国女性の約20~30%が対象外になる 18 cm × 24 cm の検出器は使用しません。
- GE は 2011 年時点で、18 cm × 23 cm と 24 cm × 31 cm の二種類の検出器を製造していました。
ピクセルサイズ
- 画像はピクセル(画素)で構成され、ピクセルが小さいほど高解像度で鮮明な画像が得られます。
- 北米放射線学会は乳房撮影に必要なピクセルサイズを 50〜100 µm と定義しています。
- Hologic のシステムは 70 µm、GE のシステムは 100 µm のピクセルサイズです。
以上の比較から、Hologic は直接変換方式とやや小さめのピクセルで高解像度を実現し、視野も大きめです。一方、GE は間接変換方式で視野サイズにバリエーションがあります。
