更年期のホットフラッシュ(ほてり)対処法

メイヨークリニックによると、ホットフラッシュは更年期に伴うホルモン変動が主な原因で、閉経・閉経後の女性の75%以上が経験します。1日に数回から数回/週まで頻度は様々で、1回の持続時間は最大30分です。発汗、顔の紅潮、心拍数上昇などの症状が現れます。対処法は症状の頻度や生活への影響度に合わせて選びます。

生活習慣の見直し

ホットフラッシュが始まったら、まず生活習慣の調整が基本です。更年期は平均で約7年続き、50%の女性はその後も断続的に症状が続くことがあります。

Breastcancer.orgでは、ホットフラッシュが起きたときの行動や環境を記録し、パターンを探すことを推奨しています。以下の要因が引き金になることが多いです。

  • 熱いシャワーや高温の部屋
  • アルコールやカフェインの摂取
  • 喫煙
  • ストレス
  • 辛い食べ物

原因が分かったら該当する行動を控えると症状が軽減する可能性があります。その他、ストレスや体重管理に役立つ定期的な運動、毎日の深呼吸、綿素材の重ね着、室温の低下、冷たい飲み物の摂取、時には冷凍庫に頭を突っ込むといった工夫も有効です。

自然療法

ビタミンやハーブサプリメントの効果を裏付ける研究は限られていますが、レッドクローバー、大豆、ブラックコホシュ、ビタミンEなどを含む製品が症状緩和に役立つと感じる女性もいます。特にレッドクローバーや大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲン様作用を持ち、ホットフラッシュの頻度を減らす可能性があります。

これらはティー、錠剤、カプセル、クリーム、ジェルなど様々な形で販売され、2007年には更年期対策サプリメント市場が3億3700万ドル規模に達しました。ただし、乳がん既往歴がある方はイソフラボンを含む製品の使用に注意が必要です。ハーブ製品は必ず医師と相談してから使用してください。

処方薬

医師はホットフラッシュの管理にエストロゲンまたはプロゲステロンを処方する場合、最小有効量・最短期間での使用を推奨しています。子宮摘出術を受けた場合はエストロゲン単独でも構いませんが、子宮が残っている場合はエストロゲンとプロゲステロンの併用が必要です。

ホルモン療法以外の非ホルモン系処方薬としては、抗うつ薬(例:パキシル、プロザック)、血圧降下薬のクロニジン、てんかんや帯状疱疹後神経痛に用いられるガバペンチンが挙げられます。これらはホルモン療法ほどの効果は期待できず、副作用が利益を上回ることもあるため、医師と十分に相談した上で使用してください。

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