月経中のスポッティング(間欠出血)の原因は?

通常の月経は、月経周期の最初の1週間に出血があり、3〜5日続きます。これ以外の時期に少量の出血がある場合を「スポッティング(間欠出血)」と呼びます。スポッティングはさまざまな医学的状態や薬剤が原因で起こります。

正常な月経サイクル

月経サイクルは21〜45日で、出血は3〜5日続きます。エストロゲンが上昇して卵巣が卵子を成熟させ、子宮内膜が厚くなります。受精が起こらないと内膜が剥がれ、血液とともに月経として排出されます。サイクルのどこかが乱れると、出血量が増減したり、痛みが強くなったり、間欠出血(スポッティング)が起こります。

経口避妊薬(コンビネーションピル)

コンビネーションピルはエストロゲンとプロゲステロンの両方を含む避妊薬です。エストロゲンの量は体内の自然分泌量より低く設定されているため、排卵が抑制されますが、子宮内膜は依然として厚くなります。その結果、内膜が少量ずつ崩壊し、月経周期のいつでも軽い出血(スポッティング)が見られます。

更年期前期(ペリ更年期)

更年期前期は閉経の約2年前に始まる過渡期で、エストロゲンが徐々に減少します。そのため月経が軽くなり、周期が不規則になります。ホルモンの変動に伴いスポッティングが頻繁に報告されます。また、閉経後はエストロゲン不足で膣の潤いが減少し、性交後に軽い出血が起こりやすくなります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

PCOSは米国女性の5〜10%が罹患するとされる疾患で、男性ホルモン(アンドロゲン)が優位になるため、エストロゲンが不安定になります。多くの患者は排卵しませんが、月経は不規則に続くことがあります。エストロゲンの突発的な分泌により、月経間にスポッティングや軽い出血が起こります。

子宮内膜症

子宮内膜症では、子宮内膜と同様の組織が子宮外(腹膜、腸管、卵巣など)に増殖します。月経時にこれらの組織も剥がれ出血するため、周期のどの時期でも出血やスポッティングが見られ、これは子宮内膜症の代表的な症状の一つです。

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