経口避妊薬使用時に起こる多経月経(頻繁な月経)の原因は?

概要

月経が全く起きない無月経とは異なり、多経月経(ポリメノレア)は月経が頻繁に起こる状態を指します。月経不順の女性に対しては、経口避妊薬が月経周期の調整に用いられることが一般的です。しかし、合成ホルモンは副作用として多経月経を引き起こすことがあります。

多経月経(DUB)の概要

Health Lineによると、多経月経は45歳以上の女性で約50%、20歳未満の女性で約20%が経験するとされています。原因が特定できない場合は「機能性子宮出血(DUB)」と診断され、28日周期の代わりに21日周期で複数回の月経が起こります。DUBの女性は排卵が起こりにくく、妊娠が困難になることがありますが、完全に不可能というわけではありません。

DUB の主な原因

  • 性感染症(クラミジア、淋菌、骨盤内炎症性疾患)
  • 子宮内膜症、筋腫、多嚢胞性卵巣症候群、全身性エリテマトーデスなどの基礎疾患
  • 原因不明の場合もあります

経口避妊薬に関連する原因

経口避妊薬服用中に多経月経が起こると、これもDUBの一種と見なされます。服用中に間欠的な点状出血が見られることは珍しくありませんが、出血が持続的に多量になる場合は、プロゲステロン濃度が過剰になる可能性があるため、婦産科医の受診が推奨されます。

治療法

  • エストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えるための経口避妊薬の調整
  • 重症例では子宮掻爬(D&C)や子宮内膜の除去(子宮内膜焼灼術)を検討
  • 最終的に子宮全摘出が必要になるケースは稀です

注意点

出血が多く長引くと貧血を招く恐れがあります。出血が続く場合は速やかに婦人科医に相談してください。また、経口避妊薬服用中は鉄分の摂取を意識し、1日あたり18 mgの鉄を目安に摂取することが推奨されます(19〜50歳の女性対象)。

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