妊娠初期の酵母感染症(膣カンジダ症)の治療法は?
症状
酵母感染症はカンジダ属の真菌が増殖して起こります。ホルモンバランスの変化や食生活の影響で真菌が増えると、陰部や外陰部にかゆみ・灼熱感・腫れ・痛みが生じ、白く濁った分泌物が出ます。過去に同様の経験がある方は自己診断しやすいですが、妊娠中は必ず医師に診断してもらい、他の感染症と区別してください。
予防
予防が最も効果的です。綿製のパンティーを選び、陰部をできるだけ乾燥させましょう。糖分の多い食事はカンジダのエサになるため控えめに。毎日無糖ヨーグルトを摂取すると、ヨーグルトに含まれる乳酸菌がカンジダを抑制し、カルシウムも胎児にプラスになります。
注意点
酵母感染症は不快感だけでなく、放置すると稀に子宮や卵管へ広がり、胎児に影響を与えることがあります。出産時に感染があると、赤ちゃんへ感染が伝わり、口腔内のカンジダは授乳障害や皮膚の発疹を引き起こすことがあります。また、性パートナーへも感染が拡がる可能性があります。
自然療法
薬剤使用に不安がある場合は、無糖ヨーグルトでの対処が可能です。食べるだけでなく、冷蔵庫から取り出したヨーグルトを陰部に直接塗布するとかゆみが和らぎます。フレーバー付きヨーグルトは糖分が含まれるため避け、ハーブ製の市販薬は子宮収縮を引き起こす成分が含まれることがあるため使用しないでください。
薬物治療
経口抗真菌薬(例:ジフルカン)は胎児への影響が不明なため、妊娠中は避けるべきです。市販の外用クリーム(クロトリマゾール配合)は安全とされていますが、第一トリメスターでの坐剤使用は一般的に推奨されません。坐剤は第二・第三トリメスターで使用可能ですが、効果が出るまで時間がかかります。多くの医師は7日間以上の治療コースを処方し、短期間(1日・3日)コースは妊娠中の効果が低いと判断します。
